外壁塗装の臭い・シンナー臭は家の中まで入る?ご家族とペットを守るための対策ガイド
「いよいよ外壁塗装だ。でもシンナーの臭いが気になる…」
小さなお子さまやペットと一緒に暮らしているご家庭では、健康への影響が心配になりますよね。
外壁塗装のときに感じる独特の臭いは、塗料に含まれる溶剤(シンナーなど)が原因です。
そしてこの臭いは、外まわりだけでなく、条件によっては家の中まで入り込むことがあります。
この記事では、外壁・屋根塗装専門の「豊建設」が、
- なぜ臭いが発生するのか
- どこから家の中へ入ってくるのか
- 子どもやペットへの影響
- 工事前・工事中にできる具体的な対策
- 安心できる業者の選び方
を、初めての方にも分かりやすく解説します。
1. なぜ外壁塗装は臭うの?原因はシンナーだけではない
1-1. 油性塗料に含まれる「有機溶剤」
油性塗料には、樹脂などを溶かすための「有機溶剤」が含まれています。
この有機溶剤が乾燥時に空気中へ揮発することで、ツンとした強い臭いが発生します。
一般的に"シンナー臭"と呼ばれているのは、この有機溶剤の匂いです。
油性塗料を使用する工事では、塗装作業中から乾燥するまでのあいだ、この臭いが続くことがあります。
1-2. 水性塗料でも、完全な無臭ではない
「水性塗料なら臭いがまったくしない?」と思われる方もいますが、
水性塗料もわずかに匂いがあります。
- シンナーではなく水で薄めるため、油性塗料より臭いはかなり弱い
- それでも、樹脂や添加剤などの成分に由来する独特の匂いが少しだけ残る
ただし、多くの場合、数日〜1週間ほどでほとんど気にならなくなります。
最近では、低臭タイプの塗料も増えてきました。
2. 臭いはどこから家の中へ入ってくる?
外で塗装しているのに、なぜ室内まで臭いが届くのでしょうか。
主な侵入経路は次の2つです。
2-1. 換気口・24時間換気・エアコンまわり
- 換気口
- 24時間換気システムの給気口
- エアコンの換気機能や隙間
これらは屋外と直接つながっているため、塗料の臭いが風に乗って室内へ取り込まれることがあります。
とくに24時間換気システムは、常に外気を取り込むため注意が必要です。
2-2. 窓や玄関ドアのわずかな隙間
窓・玄関ドアをしっかり閉めていても、完全に密閉されている家はほとんどありません。
そのわずかな隙間から、臭いの原因となるVOC(揮発性有機化合物)が入り込むことがあります。
3. 子どもやペットへの影響
3-1. 子どもへの影響
お子さまは大人に比べて体が小さく、においにも敏感です。
シンナーなどの臭いを長時間吸い込むと、次のような症状が出る場合があります。
- 頭痛
- 吐き気・めまい
- だるさ
アレルギー体質やぜん息をお持ちのお子さまの場合、症状が強く出ることもあるため、
可能な限り臭いを避ける環境づくりが大切です。
3-2. ペットへの影響
犬や猫などのペットは、人間の何倍も鋭い嗅覚を持っています。
人間にとっては「少し気になる程度の臭い」でも、ペットには強いストレスになることがあります。
- 食欲が落ちる
- 元気がなくなる
- ぐったりしている
などの様子が見られた場合は、早めに獣医師に相談しましょう。
4. 工事前にできる「臭い対策」
4-1. まずは業者にしっかり相談する
工事を依頼する前に、必ず次のような点を業者に伝えましょう。
- 小さなお子さまがいる
- ペットを飼っている
- においに弱い家族がいる など
信頼できる業者であれば、次のような提案や配慮をしてくれます。
- 低臭タイプ・水性塗料の提案
- 臭いが入りやすい面(換気口まわり・ベランダ側など)の施工順の工夫
- 工事中の換気方法や過ごし方のアドバイス
4-2. 使用する塗料を確認しておく
- 塗料の種類(油性か水性か)
- どの工程で溶剤を使うのか
- 乾燥にどのくらい時間がかかるのか
これらを事前に確認しておくと、臭いが強いタイミングを把握しやすくなります。
5. 工事中の換気と室内での工夫
5-1. 換気機器の使い方
- 24時間換気システムは、業者と相談のうえ一時停止する
- キッチンやトイレの換気扇は、外の空気を取り込むタイプの場合、使用を控える
- エアコンの換気機能をオフにする
※設備ごとに適切な操作方法が異なるため、無理に触らず、設備の取扱説明書で確認してください。
5-2. 室内環境の整え方
- 窓・玄関ドアはしっかり閉め、隙間風を防ぐ
- 空気清浄機があれば、臭いが気になる部屋で稼働させる
- 窓が少なく比較的密閉しやすい部屋を「避難部屋」として決めておく
工事期間中だけ、ご家族でその部屋に集まって過ごすようにすると、
体への負担を減らすことができます。
6. ペットのための対策
- 工事をしている面とは反対側の部屋にケージやベッドを移動させる
- 日中はにおいが強くなりやすいため、散歩は朝夕など作業時間外に行う
- いつも使っている毛布やおもちゃをそばに置き、安心できる環境をつくる
状況によっては、工事期間中だけ実家やペットホテルに預ける選択肢もあります。
数日間だけ環境を変えることで、ストレスや体調不良のリスクを大きく減らせます。
7. 安心できる外壁塗装業者の見分け方
外壁塗装の臭い対策は、実は「業者選び」の段階から始まっています。
7-1. 塗料や安全面への説明が丁寧か
- 水性・油性それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく説明してくれる
- 低臭塗料や、お住まいに合った提案ができる
- 子ども・ペットへの影響について質問したとき、具体的な対策を教えてくれる
こうした説明があるかどうかが、大きなチェックポイントです。
7-2. 実績や資格、会社の情報がはっきりしているか
- 自社サイトやブログで施工事例を公開している
- お客様の声や写真が掲載されている
- 会社の所在地・連絡先・担当者が明確
- 一級塗装技能士など、専門資格を持つ職人が在籍している
これらは、安心して任せられるかどうかを判断する材料になります。
8. まとめ:準備と相談次第で、外壁塗装は安心して行える
外壁塗装は、お住まいを守るために欠かせない大切な工事です。
一方で、「臭い」や「家族への影響」が心配で、一歩踏み出せない方も多くいらっしゃいます。
しかし、
- 臭いの原因と仕組みを知る
- 事前に業者へ相談し、塗料や工事内容を確認する
- 工事中の過ごし方をあらかじめ決めておく
これらをしっかり押さえておけば、工事期間中の不安をぐっと減らすことができます。
豊建設では、江戸川区を中心に、
小さなお子さまやペットと暮らすご家庭からのご相談を多くいただいています。
- できるだけ臭いを抑えたい
- この設備は止めても大丈夫?
- 工事中はどう過ごしたらいい?
といったご質問にも、一件一件ていねいにお答えしています。
外壁塗装をご検討中で、「臭いが不安だな」と感じている方は、
まずはお気軽にご相談ください。
お住まいの状況やご家族構成を踏まえて、無理のない進め方をご提案いたします。
関連記事
外壁・屋根塗装のことなら豊建設にお任せください
江戸川区で20年以上の実績。無料診断・お見積もりを承っております。
